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2019.12.29.Sun

USJにほど近い大阪の住宅街で餅つき大会が復活した訳

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USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)にほど近い住宅街、西九条。
子供たちが自転車でに乗って向かっていたのは、餅つきが行われていた地元の公園でした。

今回の記事は、先日SEKAI HOTEL Nishikujoのある西九条での餅つき大会の様子をお届けします。

西九条という住宅街

大阪市此花区にある、この西九条は西日本旅客鉄道(JR西日本)と阪神電気鉄道が通ります。
USJのあるユニバーサルシティ駅へは7分といった立地であり、乗り換えのために休日のホームは人がひしめき合っています。

古くから残る町家や年季を感じさせる飲食店・銭湯が立ち並ぶ、閑静な住宅街。
日本でよく見られる一般的な住宅街と言えるでしょう。

子供も大人も入り混じったイベント

駅から7分ほど歩くと、どこからとなく子供たちの騒ぐ声が聞こえてきます。
絶え間ない笑い声と、どこか言い争うような可愛らしい喧嘩の様子が餅つき大会が行われている広場を教えてくれました。

当日の餅つきには様々な地域の方々が参加されていました。


中でも気になったのは、子供の参加率の高さ。
こうした地域のイベントに参加する子供はあまりいないのではないかと想像していましたが、
予想に反した盛況ぶり。

杵を持つのもやっと、というような小さなお子さんも実際に餅つきを体験していました。
父兄の方や地域の方と一緒に杵を持って餅をつく様子はとても微笑ましく、
老若男女の垣根を超えた地域の賑わいが見られました。

餅つきについて

餅つきはもち米を杵で潰すところから始まります。
最近では餅つきを地域で行うことが減っていることもあり、どこか目新しさすら感じる光景でした。
実はこのもち米、そのまま食べてもとても甘くて美味しいんです。
お餅をつき始める前に一口おすそ分けして頂きました。

立ち上ってくる蒸気にもほのかに甘さが感じられます。
自治体の会長さんを中心に力強くもち米が潰されていきます。

ある程度もち米が潰れ、まとまり始めたらついに杵の出番。

餅つきは2人1組のチームプレーです。
杵でお餅をつく方と、その間に少しずつひっくり返す方の呼吸が一つになります。

勢いよく杵が振り下ろされたかと思うと、あっという間にもう一人の方がお餅をひっくり返していきます。
「はいっ!」という掛け声がこだまして、見ている人にもすこし緊張感が走ります。

地域の方々のチームワークによって、
あれよあれよという間に粘り気のあるお餅に。

実はこの石臼ですが、一度真っ二つに割れてしまい買い直したのだとか。
隣で作業をしていたお母さん方からは時折、
「気つけなよ!石臼すぐ壊れんだから。」というヤジが飛びます。
毒々しくも温かみのある声援でした。

ついた餅はお母さん方がきれいにまとめてくださっていました

こうしてつかれたお餅は、隣の机で待ちかねている地域のお母さん方へと運ばれます。

ここでは、ついたお餅を一口大にまとめていく作業を行います。
シワをつけないように素早く、丁寧にお餅をまとめていく様子はまさしく職人の技術。

お母さん方が活気にあふれていて、
様々なお話をお聞きすることができました。

この餅つきは日曜日に行われたのですが、もち米の仕込みは実は金曜日から行なっていたのだそう。
「今朝だって早いんだよ。」とは隣のお母さんの言。
聞けば、みなさん朝5時に起きて作業をされていました。

あまりの朝の早さに唖然としていると、
向かいのお母さんから急なダメ出しが飛んできました。
「あんたシワつけすぎ。粉はあまりつけたらいかんの。」
こちらのお母さんはお子さんの頃からお餅を丸めるお手伝いをされていたそうで、
文句のつけようのない白く丸みを帯びた綺麗なお餅に丸めていました。

こうしてまとめられたお餅がこちら。

白くてもちもちしていて、写真からでもそのおいしさが伝わるかと思います。

餅つき大会の復活

お母さん方の会話からも地域の方の真剣な様子が伝わるかと思いますが、
意外にもこちらの餅つき大会は近年まで長らく行われていなかったのだそう。

現在の自治体の会長が就任された時に
餅つき大会を復活させるべく精力的に活動してくださったのです。

あれほど横でヤジを飛ばしていたお母さん方もこれには手放しの賞賛を送っていました。

「あの会長はほんまにすごいんやで」「そうそう」
と口々に相槌が聞こえてきます。

しかし、実は今年で任期を終えられるそうなのです。
「俺は今年までだからね。」と笑い飛ばす会長ですが、「いや、あんたしかおらんで」との声が大多数。
大阪の小さな住宅街の小さな政治闘争が目の前で繰り広げられます。

そんな会長がこの餅つきを復活させたのは、
地域の子供達に日本の昔ながらの文化を体験してもらいたいから。その思いが通じたのか、多くの子供達が賑わうイベントとなっていました。

「お餅まだなの?」とせがむ子供たちを優しく見つめている会長でしたが、来年はどうされるのでしょうか。

地域の一員として

みなさんとても温かく迎えてくださったので、まるで地域の一員になったかのような体験をすることができました。
当日はSEKAI HOTELに宿泊をされていた女子大学生の方に参加して頂きまして、とてもにこやかな様子で帰られていきました。

SEKAI HOTELはこのような
地域のコミュニティに没入するORDINARY(=日常)体験を発信・提供しています。

 

過去のイベントの様子はこちら
【地域の子供向けイベント icoima】

・icoima vol.1
・icoima vol.2
・icoima vol.4
【布施】


・十日戎

SEKAI HOTELではこうした地域のイベントの情報を当ブログ、Facebookなどを通じて発信してまいりますので
今後もご注目いただければと思います!

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