FEATURED SPOT おすすめスポット紹介

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のおすすめスポット

小籠包で届ける、高級中華のやさしさ。下町の食堂から。【富裕|中華料理】

商店街のざわめきにまぎれて、ふと香る八角の匂い。扉を開けた瞬間、そこはもう中国のどこかの食堂だった。飛び交う中国語、湯気と調味料の香り。

でも、なぜだろう。懐かしさすら感じる安心感。ここは布施の富裕。高級中華の技を持ちながら、暮らしのサイズで営まれている店には、今日も誰かの「ただいま」が響いている。

スポット情報
富裕
住所 大阪府東大阪市長堂1-11-4GoogleMap
電話番号 070-1731-8886
営業時間 9:30~14:30, 16:30~21~30
定休日 なし

扉の向こうにある、もうひとつの日常

外観(看板)

布施駅を北に歩いて5分ほど。アーケードに並ぶ看板の中でも、ふと目を引く赤。点心の写真がずらりと並ぶ、富裕は、気づけばもう、この通りの景色になじんでいる。

店内の様子

引き戸を開けたとたん、ふわっと中国語が飛び込んでくる。厨房の奥では店主が誰かと電話中。言葉が分からなくても、不思議とわかる「生活している音」。

ここは、ただのおいしい中華屋ではない。布施の中にぽっかり開いた、中国の“日常”だ。

高級中華から、まちの食卓へ

店内に貼られた新聞記事

店主は、中国・揚州の出身。かつては長野の高級中華料理店で腕をふるっていた料理人だ。

でも今は、布施のまちに、自分のサイズでちょうどいい食堂を営んでいる。「いらっしゃいませ〜」と、すこし照れたような笑顔で迎えてくれたあの日から、料理だけじゃなく、この人にもまた会いに来たくなった。

大阪という土地の人懐っこさ、自由さ。そんな空気に惹かれて、この場所で店を開いたのだという。

肩書きではなく、目の前のお客さんの「食べたい」に応える日々。高級の手しごとは、いま、まちの厨房で静かに息をしている。

蒸す、焼く、あふれる──ふたつの小籠包

飲茶メニュー

まず驚くのは、メニューの多さ。酢豚やエビチリといったおなじみの一皿に並んで、聞いたことのない料理名がずらり。中国語メニューを、中国から来た常連たちが次々と指さす姿が日常のひとコマだ。

この店の主役は、ふたつある。

小籠包

ひとつは、芸術品のような(蒸し)小籠包。

皮はほとんど透明で、少しでも乱暴に持てば破れそう。そっとレンゲに乗せて、箸で割ると…たっぷりのスープがあふれ出す。うま味のかたまり、というより、やさしいうま味がふわっとほどける感じ。

小籠包を蓮華で掬った様子

もうひとつは、フライパンそのままで供される焼き小籠包。

底はカリカリ、ふちはもちもち。焼き目の香ばしさが、ごま油と合わさって、鼻にふわりと抜ける。

焼き小籠包

お客さんが笑って言った。「これは“大籠包”やな」。たしかに、そのくらいどっしり頼もしい。

辛いけど、沁みる

メニュー(水煮牛肉)

「四川風牛肉煮込み」は、赤い。いや、真っ赤だ。

「ちょっと辛いよ」と笑って出されたそれは、容赦ない唐辛子と花椒。でも、辛いだけじゃない。スープをすすると、牛肉の甘みと香辛料の深みが追いかけてくる。

四川風牛肉煮込み(水煮牛肉)

ヒリヒリする舌を気にしながらも、気づけ箸が止まらない。冬の夜、あの一杯で、ちょっとだけ元気になれる気がした。

小籠包よりも沁みる人情

おまけで出された、小鉢3種

この店が「また来たくなる」理由は、料理だけじゃない。たぶん、それ以上に、店主の人柄。

「これ、サービスね」とそっと出される小皿。風邪気味で咳き込んでいたら、「これ飲むとあったまるよ」と渡された特製の薬酒。

おまけで出してくださった薬酒

派手じゃない、でも心に残る。ただそこにいる人を気遣う、あたたかいまなざし。

常連も一見も関係ない。気づけば、その笑顔に会いたくて、また来てしまう。

この街で、中国に出会う

店主

観光地のような華やかさはない。インスタ映えするような演出もない。でも、富裕には、人がいて、湯気があって、匂いがある。

知らない料理を指差して出てくる一皿。「なんやこれ!」と笑いながら食べる時間。それを一緒に味わう空気。そういうもの全部が、“暮らし”の一部になっていく。

布施にある、もうひとつの中国。そこには今日も、「ただいま」が飛び交っている。

このスポットへのアクセスACCESS

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