街中で見かけるとついつい気になってしまうフードワゴン。
幼い頃、地元のローカルスーパーの出入り口に週替わりで出店するフードワゴンに、ワクワクした経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
昭和55年、ニチイ布施ショッピングセンターの入口には、部活帰りの学生やお買い物についてきた子供たちに愛されたクレープ屋さんがありました。移動式ワゴンから形を変え、店舗となった今でもかつてのご馳走を求めて、大きな子供たちが集まります。
地元で愛されて43年、フードワゴンが実店舗に。
ワゴンボーイは創業43年。当初は、ニチイ布施ショッピングセンター(布施サティ)の入口にて移動式ワゴンで販売をしていました。2011年、サティの閉館と共に、現在の布施駅の高架下であるポッポアベニューに移転しました。
Googleや食べログの口コミを見てみると、幼い頃から通っていたという長年のファンの声が多数。「ここで食べたらもう他の街のクレープは食べられない」という、ワゴンボーイの魅力に迫ります。
メガマック以上!?ボリューム満点のクレープの数々
53 種類もあるメニューの中でも特に人気の商品をスタッフさんに聞きました。
スイーツ系はやっぱり定番の「チョコいちご生(¥530)」と「チョコバナナ生(¥430)」。
最後にかけるチョコソースだけでなく、具材を挟む前に皮全体にもチョコを塗っているため、パリッとした食感が楽しいと大人気です!
やはりワゴンボーイのクレープは、なんと言ってもこのボリュームが魅力です。
クレープを受け取ると、思わずおっと声が漏れてしまうほどの重量感。
上から下までクリームがたっぷりで、重さはなんと300g超え。あのマクドナルドのメガマックよりもボリュームがあります!
そして、クレープの醍醐味は、皮ですよね。
注文と同時に焼き上げるワゴンボーイ自慢の皮は、他の店舗より分厚く、もちもちした食感となっており、食べ応えもばっちりです
甘いものが苦手な方もご安心ください。ワゴンボーイでは惣菜系のメニューも取り揃えています。
惣菜系の人気メニューは「ハムツナコーンサラダ(¥530)」
惣菜系のクレープも具沢山。成人男性でもこれ一つで軽く食事になるほどのボリュームです。
知らないと恥ずかしい? 外壁はマジックミラー!
さらにワゴンボーイは、お店の外壁もパンチが効いています。
お店に向かうと、目に入ってくるのは一面黄色の壁面。
53個のメニューが壁いっぱいに記載されています。
あまりのメニューの多さに店前で立ち止まって、悩んでしまいますね。
メニューも決めて入店するとびっくり。
実は先ほどの黄色い壁はマジックミラーになっており、中から悩んでいるのが丸見えです。知らずに入るとちょっぴり恥ずかしいんです。
お客さんの様子をいち早く知り、待ち時間少なくクレープを提供するための工夫になっています。
恥ずかしがり屋な店主はもはや名物に
さあ、最後に名物親父をご紹介。こちらの店主さんはちょっぴり無愛想なことで超有名です。
職人気質なお父さんはメニューをさっと聞いて、クレープ作りに勤しみます。
クレープ片手に商店街をぶらり♪
新型コロナウイルス感染拡大以降は、イートインスペースの運営を休止し、テイクアウトのみの対応です。
店主さんから、注文時に「すぐ食べるのか、持って帰るのか」と尋ねられます。
すぐ食べる場合は、可愛らしいピンクの紙の包装紙で。持って帰る場合は頑丈に具材が飛び出ないように袋に包んでいただけます。
昭和の布施の子どもたちを魅了した、大盛りクレープを片手に、昔ながらの商店街を散策するのもまた趣がありますね。
街歩きのお供にはぜひ、ワゴンボーイのクレープはいかがでしょうか。