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スペシャルティとジャズとホットドッグと。【selva|喫茶店・紅茶】
布施駅と小路駅のあいだ。少しだけ遠回りしたくなる細道の途中に、ひっそりと佇む小さなログハウスがある。玄関の上に浮かぶオレンジ色の丸い看板。温かな木張りの外壁にぴたりと馴染んで、静かに人を引き寄せる。名前は「selva(セルバ)」。
かつてタバコ屋だったその場所を、孫が喫茶店として引き継いだ。オレンジ色の看板、木張りの壁、クラシックジャズの音。
異国のようでいて、なぜか懐かしい。ふと立ち止まりたくなる、そんな喫茶店が布施のまちにある。
タバコ屋から、喫茶店へ
玄関の上に浮かぶオレンジ色の丸い看板。ログハウス風の木目にぴたりと馴染んで、静かに人を引き寄せる。
どこかアメリカンなブリキの「HotDogs」の看板。入り口脇の黒板には、コーヒー豆の名がずらり。
ここは、かつて浅野さんの祖父が営んでいたタバコ屋だった。面影を残したまま、2017年に「selva」として生まれ変わった。
古いものを懐かしむだけじゃなく、自分の感覚で選びなおす。そんな浅野さんの姿勢が、店の空気にそのまま映っているように思う。
コーヒーは日常のごちそう
店内はカウンターとテーブルが数席。裸電球の灯りが木の棚をやさしく照らし、テレビではクラシックジャズが静かに流れている。
提供されるコーヒーは、すべてスペシャルティグレード。
ウォッシュトやナチュラル製法などに応じて数種の豆を用意し、ゲイシャのような希少種も並ぶ。
いずれも1杯1杯ていねいに抽出され、その香りと味わいは喫茶店慣れした地元客をも唸らせる。
常連たちが愛用するのは、11枚綴りのコーヒーチケット(5,500円)。
手に届く価格で、本物の味を。浅野さんのそんな思いが、このチケットには込められている。
もうひとつの顔、紅茶
実は、selvaはもともと紅茶専門店として始める予定だったという。今もその名残のように、豊富な紅茶メニューが並ぶ。
ダージリン、アッサムはどれもフェアトレードの上質な茶葉を使用。
シンプルに、お湯を注ぐだけ。けれどその一杯には、産地の背景と丁寧な想いがちゃんと息づいている。
ホットドッグは、シンプルに
selvaといえば、やっぱりホットドッグ(¥300)。外はカリッ、中はふわっと。
ソーセージとザワークラフトという潔さなのに、なぜかまた食べたくなる味。
ハニーチーズトーストは甘じょっぱさが絶妙。サンドイッチは、ハムとキュウリがふわっと軽い食パンに挟まれている。
どれも派手さはないけれど、じんわり身体に沁みてくる。
まちの片隅の、ちいさな異国
布施の喫茶文化の中にあって、「selva」はちょっと異質かもしれない。でも、それがこのまちにあるからこそ、魅力になる。
祖父から孫へ。タバコ屋の記憶を受け継ぎながら、新しい日常をつくっていく。そんな営みの静けさと力強さが、「selva」にはある。
いつでも行けると思うだけで、心がふっとゆるむ。そんな場所が、まちにある。
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