FEATURED SPOT おすすめスポット紹介
布施のおすすめスポット

野茂英雄さんの元バッテリーのジャンボな愛【浜富寿し|寿司】

暖簾をくぐると、カウンター越しに優しい笑顔が迎えてくれる。

布施の下町にある「浜富寿し」は、ちょっと不思議で、あたたかい空気の漂うお寿司屋さんだ。

ジャンボサイズの寿司はもちろん驚きだけど、なぜだろう。
食べ終わった後に心がほぐれているのは。
この町の暮らしの匂いや、大将の人柄が染み込んだ、そんな店だ。

スポット情報
浜富寿し
住所 大阪府東大阪市長堂1-2-3GoogleMap
電話番号 06-6782-2369
営業時間 17:00~23:00
定休日 火曜日
喫煙可否 禁煙

暖簾の奥の、ちょっとお茶目な寿司屋

ブランドーリ一番街を入ってすぐの路地に入るとすぐ見えてくる「浜富寿し」。

玉造で20年、そして布施で20年。
気づけば40年近く、看板を守り続けてきた浜田さんのお店だ。

のれんをくぐると、カウンターとテーブル席。

常連らしき人たちが静かに酒を飲み、寿司をつまんでいる。

奥には座席もあり、家族でも入れる。

一口じゃ収まらない、豪快さ

名物は「ジャンボすし」。

旬の魚が、どれもこれも一口では無理なサイズ感で握られている。


実は、通常サイズも大きい。はみ出すうなきゅう巻きや、脂の乗ったマグロ。

大きさだけじゃない。どれも、ちゃんと旨い。

お腹いっぱい食べて、ビールも一杯飲んで、3000円ほど。布施の日常にちょうどいい、そんな価格だ。

野茂英雄と、大将の物語

店内の壁には、写真がたくさん飾られている。

よく見ると、野茂英雄選手と肩を並べる若き日の浜田さんの姿。
聞けば、社会人野球の頃、野茂選手とバッテリーを組んでいたそうだ。

「野茂のバッテリーやってた大将の店やって」

そんな噂が広まって、客が増えたこともあった。
でも、20年変わらず賑わっている理由は、それだけじゃない。

カウンター越しの会話、寿司の味、そのすべてに大将の誠実さがにじんでいるからだ。

大きさの理由

「なんでこんなに大きいんですか?」

そう聞くと、大将は少しはにかんで「お客さんが喜んでくれるからですね」と答えた。

派手なサービス精神じゃない。

そっと誰かの一日を明るくしたい、そんな気持ちが大きさになって表れているように思う。

週に2回通う常連さんもいるという。
寿司の大きさも、大将の人柄も、現役で布施の町に元気を届けてくれる。

このスポットへのアクセスACCESS