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路面電車が七夕の下を走る。高岡の夏を彩る八日間。【高岡七夕まつり|お祭り】

高岡駅を出ると、商店街の上に七夕装飾が続いている。
見上げるほど高い竹の下を路面電車がいつも通り走り抜けると、葉がさらさらと揺れ、色とりどりの短冊が夏の光を受けてひらめく。

この景色が見られるのは、毎年8月上旬の7日間だけ(令和8年は8日間)。
祭りの期間中は、誰でも短冊を書き、竹へ結ぶことができるコーナーがある。

一枚、また一枚と短冊が増えていくたび、高岡の夏も少しずつ色づいていく。

スポット情報
高岡七夕まつり
住所 富山県高岡市末広町(末広町商店街)GoogleMap

夏の始まりは、竹のアーチから

高岡七夕まつりは、高岡駅前の末広町商店街「すえひろーど」を中心に開かれる、日本海側でも最大規模のまつり。

商店街におよそ300メートルにわたって11~13メートルの大型行灯七夕が並び、大小合わせて約150本の七夕がまちを彩る。

「高岡」と書かれた大きな提灯や色鮮やかな吹き流しが揺れるなかを路面電車が通り抜ける景色は、この季節だけの風物詩だ。

青空の下で、夏を見上げる

昼は、夏空に七夕飾りがよく映える。

青空と七夕飾り、そして路面電車が重なる数秒間。その鮮やかな景色に、行き交う人々も自然と顔をあげる。

思わず立ち止まり、カメラを向ける人も少なくない。

提灯に灯りがともるころ

夕方になると、学校帰りの学生や仕事を終えた人たちが少しずつ商店街へ集まり始める。

鉄板で焼かれるどんどん焼きの香ばしい匂い。ベビーカステラの甘い香り。商店街の店も、この時期だけのメニューを用意して迎えてくれる。

土日の17時から20時は歩行者天国となり、盆踊りも行われる。

そこには、浴衣姿の人だけでなく、普段着のまま輪に加わる人の姿もある。輪の外では手拍子をしたり、音楽に合わせて体を揺らしたり。それぞれが思い思いの距離で、この夏のひとときを楽しんでいる。

日が暮れ、提灯に明かりがともると、「わあ!」と歓声が上がる。

昼とは違う景色を楽しみに、そのまま夜まで歩く人も多い。

ふと見上げると、短冊が提灯の灯りを受けながら揺れている。

商店街のみんなで迎える八日間

高岡七夕まつりは、江戸時代から続いてきた記録が残る祭りだ。

旧暦の七夕に合わせて毎年8月上旬に開かれ、梅雨を避けた夏のまちなかを賑わせる祭りとして受け継がれてきた。

現在のように背の高い竹が飾られるようになったのは昭和初期。昭和40年代後半には歩行者天国や露店も並ぶようになり、今の風景へと続いている。

祭りが始まる一か月ほど前になると、商店街の店には短冊が配られる。

商店街の人たちが竹を立て、飾り付けをし、短冊を結ぶ。

そうして、この八日間だけの夏の景色ができあがる。

祭りの期間中は、誰でも短冊を書くことができる。

SEKAI HOTEL Takaokaでも短冊を用意しているので、まちへ出かける前に願いごとを書いてみるのもいい。

結んだ短冊は、何百枚もの願いごとにそっと加わり、 この夏の景色のひとつになっていく。

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