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2022.10.15.Sat

My ORDINARY vol.9 〜世話焼きな商店街〜

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朝10時。SEKAI HOTEL Fuseのフロントの窓ふきをしていると、
「あ、今日もある!」
商店街に置いてある不用品。

商店街の人たちが「もったいない」と思うのか、必要のなくなったものがいつの間にか集まっているようです。

置いてあるのは、ボタンや古着、本にゴルフクラブまで。

1人が見ていると「なんやなんや~?」と人が集まってきて、
「あんた、これとかええんちゃう?」「ほんまやなあ、ほなこれもらうわ」
と何に使えるのかわからない缶ケースを持ち帰るおねえさんや、こっそり1人でゴルフクラブを素振りしちゃうお兄さん。

見ていて思わずニヤニヤしちゃいます。

不要な物は捨てずに「誰かにもらってほしい」と世話焼きな心がチラリするところや
初対面なはずなのに、会話が弾む他人との距離感
「無料ならとりあえずもらっとこか」とお得に目がないところに大阪らしさを感じます。

お昼になったら休憩がてら、商店街をブラブラ。

お昼ご飯をGETするまでの道でも、“SEKAI HOTELの子”と分かったら、いろんな人が話しかけてくれます。

「昨日ゲストさんが来たよ〜」「めっちゃお酒飲んどったわ!」などなど…

ゲストがどんな過ごし方をしていたかも見守ってくれ、教えてくれる商店街の人たちがとても愛おしくて午後からも頑張れそう!

お店に行ったら、自然とあいさつ以上の会話ができて「こんにちは」から「またね」の間に必ず1つはユーモアのおまけ付き。

そんな笑顔を増やす天才たちが、今日もこのまちをエネルギッシュにしてくれる。

知らないまちに来たらキョロキョロしがちだけど、布施の商店街の日常はそんなことしなくてもすぐそこにあって、見つけるたびに幸せを増やしてくれます。

 

Written by Yuka Konishi